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2016年5月29日日曜日

マイクロソフトさんの言うと売りにしたらパソコンが壊れました

Windows10の無償アップグレードが突如始まっちゃって

という話はもうだいぶ前から聞いてますが・・・

それでアップグレードしたらパソコンが起動しなくなっちゃいました、という話も実際に何件か遭遇しています。

もう仕方ないので元々パソコンのリカバリー用ディスクや方法がある場合はリカバリーしました。
そうでない場合は有償でメーカーに出しました。

マイクロソフトさんの言うとおり「このパソコンはWindows10の無償アップグレードに対応しています」というのを信じてやったらコレだという現象にも出くわしました。

昔っから日本語通じないしユーザーには冷たいし、お金払っても何しても救ってはくれない企業だとは思っていたけれど、今度のは本当に酷いですね。

僕は同業のITCの方とお話したり情報交換したりした結果から、近い将来脱Windowsを目指すことにしました。
全くWindowsを使わずにというわけにはいかないだろうけれど、仕事の主要な部分をWindowsからクラウドとか別サービスへ移行しないことには、リスクが高すぎて・・・

2016年5月16日月曜日

独立・開業を支援するには道が2つある

独立・開業を支援する専門家の立ち位置を考えた時に、「ビジネスとして独立・開業の支援を行う」のには道が2つあると思います。

1.公的な立場やバックボーンを獲得する

例えば市や県などの行政がやっている経営支援機関などへ専門家として所属するという方法。あるいはまた、行政でなくても商工会議所や商工会、あるいは法人会などの民間の支援機関に属して、そういう「組織力」をバックに独立・開業を支援する仕事にありつくという方法。

脱サラして独立開業しようという方や、二代目三代目で親の跡を継いで事業の展開を図ろうとしている方の多くは、こういう行政機関や商工会議所のような支援機関に相談しに来たり支援を求めたりしますので、こういう組織や団体に属していれば「支援するべき相手=顧客」に出会える機会を獲得できるという期待はあります。

また、フリーランスのITCではなかなか得にくかったり、かなり努力しなければ獲得できない情報・・・たとえば補助金や助成金の情報とか、あるいは開業予定者の情報など・・・を得やすいというのもメリットです。

ただデメリットもあります。

基本的に行政や商工会議所など半官半民みたいな支援機関は、「国の支援政策を上手に活用しよう」という着地点を目指して誘導する支援ノウハウがほとんどなので、そういうモノとそぐわない開業希望者や小規模企業経営者と出会う事があまりない、という点。
また、そういう機関や団体へ所属したり専門家として登録している以上、そういった「国の政策に乗っかって後押しする」というスタンスから大きく反するわけにはいきません。
なので、独立独歩、ご自分の価値観・正義感・倫理観などに従って誰からの指示や軋轢もなく、本当に顧客(=独立開業希望者、小規模企業経営者)にとって最適な支援をしたい、と思う方の場合には、こういう風に団体や組織の下で支援業務に携わるという方法には、ある程度つかず離れず距離をおいたほうが良いかもしれません。

2.独自の開拓で顧客を獲得し支援する

もう一つは1.の真逆です。公的な機関や団体に所属するメリットを全て捨てて、ご自分独自の人脈やチャネルを通じて顧客を獲得し支援するという方法。

このスタイルだと、行政とか商工会議所とかそういった団体からの圧力や暗黙のルールなどに縛られることなく、ご自分独自の考えで支援を行うことが出来ます。
例えば「事業計画を作るのに助成金や補助金申請のフォーマットに合わせて作るなんてことしたら、現実から乖離して実効性がなくなってしまう。そういう計画や戦略は、ちゃんとその企業の現実に即したものを作るべきだ」と考えて支援する、なんていうことも出来ます。(←というか、その逆、1,のスタンスだとこういうことが出来ないんだと思ってください)

支援のスタイルをきちんと確立して独自の視点・思想で顧客支援が出来れば、その暁には顧客からの絶大な信頼が獲得できることは間違いありません。
だって、1.のスタイルのように「結果的にもともと用意されたレールに乗せて数字合わせに付き合わされる」というような透けて見えるモノがなく、完全に顧客(=経営者ご本人)の利益や立場に寄り添う支援を行うことになるわけですから、ね。

ただ、当然これにはデメリットもつきまといます。
ひとつはもちろん、1.のような公的な組織団体に所属しないので、「支援すべき顧客と出会う機会・場を全部自分で開拓しなければならない」という点。この点は非常に労力がかかり、ともするとご自分の事業そのものの足を引っ張りかねません。

もうひとつは、上記のデメリットに起因します。出会いの場が限られてくる結果、支援する先も「数をこなす」よりは「少ない客先の質で勝負する」ということになります。それはそれで「数より質で勝負」と強みにも転換できるのですが、こういう起業支援や事業支援という仕事は、その性格上ある程度たくさんの業界・業種・市場を経験して知見を広めるという必要もあります。
「質」で勝負と意気込んでいるあまり、いつのまにか「限られた、偏った知識」に囚われてしまうというデメリット。
これはもちろん、ご自分で自覚していれば矯正できるものではありますから恐れる必要はないのですが、常にこのことは自覚しておくべきです。

実際には両刀使い

で、1,2のどちらを行くべきか?という迷い方をするようではダメだと思います。これらの方法は、同時にひとつの顧客へ適用するのはムリがありますが、スタイルとしてどちらのスタイルも獲得しておくというのは出来ないことではありません。

一方で多くの企業予備軍の方たちと出会う場に入り込んで色々情報や人脈を獲得し、そういう「パターン」に当てはめれば良い顧客はそういう方法で支援して成果を上げる。
かたやもう一方で「補助金ありき」「広く浅くの付き合い」とは真逆の顧客獲得の努力を続け、いざこういう顧客を獲得できたら、補助金とか公的機関とかそういうしがらみを一切抜きにして全力投球で支援する。

そういう風にバランスを上手に保ちながら専門家としての知見をどんどんアップさせていくのが、本当は理想なんだろうと思います。

2016年5月9日月曜日

独立開業解説~カネの話は頭に叩き込んでおくべし~

今後このシリーズブログで何度もしつこいくらいに話に出しますが、個人事業主や小規模企業の経営者と、給料をもらって働いているサラリーマンの方とのいかんともし難いほどの決定的な違いのひとつに「カネ」の話があります。

サラリーマンの方は手取りで30万円の給料をもらえば、その30万は自分のために自由に使えます。(もちろん、家賃とか住宅ローンとか、生命保険とか払わなきゃならないものはありますが、それも自分の自由意志の範囲内、ですよね?)

自営業・小規模企業の経営者も、基本的に同じではあります。最終的な手取りが30万円なら、30万円自由に使うことは出来ます。

けれども、サラリーマンの方にはなくて自営業・経営者に必ずついて回るもの。特に自営業者。

否応なしに取られていく「税金」とか「保険料」。

例えば、自営業でふつうに手取り30万円を得ていたとしましょう。
少なくともひとり、あるいはご夫婦ならふたり分、ここから国民年金保険料が毎月引かれます。
ひとり約1万6千円、ふたりなら約3万2千円。
毎月です。

今時点ですでに、「サラリーマンと同じ手取りで30万円」では、毎月3万円近く「使えるお金」が少ないことになります。

それだけじゃありません。
お勤めの方なら支給前に天引きしてくれているであろう、健康保険料も、所得税も、住民税も、全部この「30万円」から払わなきゃなりません。
月々に平均したら、多分毎月7~8万円分くらいあると思うので、コレ全部考慮すると、「30万円の所得」というのは実はサラリーマンの方と同様に30万円使えるという意味では全くありません。

いや、もちろん事業主なのだからそういう支払いも考慮して資金繰りしろよ!というツッコミも出来ますが・・・そういう問題じゃないんですよ、ね。

毎月、毎月、通帳残高見て「今月の支払いはいくらだから、払い終えたら取り敢えずこんだけ残るよね」っていう感じで残ったお金の中から自分の取り分(=いわゆる給料)をもらってくる、というのが自営業や小さな会社の経営者のやりくり感覚です。
そうやって月末に残ったお金からどうにか自分の生活費を得るというのを延々繰り返しているわけですが、その「残ったお金」から、さらに先に挙げたような税金やら保険料やらがどんどん引かれていくわけです。

この「最後に残った」と思ったお金から、さらに引かれていくという絶望的な感覚。
その痛みというか負担感というか、そういう感覚をきちんと理解していなければならないのはもちろんのことですが、具体的に専門家として支援に携わろうとするなら、最低限以下のことは頭に叩き込んでおく必要があります。

自営業・経営者やってると、毎年何月頃にどんな出費(支払い)が待っているのか?

所得税・消費税・住民税・個人事業税・国民年金・国民健康保険料・・・その他諸々・・・こういうお金がいつ出て行くのか、を知らずにしたり顔でコンサルタントなんてやろうものなら、当の事業主さんや経営者さんからは、何も言われずにス~~~っと引かれてしまいます。
そういう残念な専門家にならないよう、生々しいカネの話はちゃんと頭に叩き込んで置くようにしましょう。

・・・て、僕自身も人のこと言ってる場合じゃなくて、日々勉強中、なのですが^^;

独立開業支援~サラリーマンのコンサルタントでは絶対に分からないこと~

独立開業しようという方たちのスタートアップやその後のフォローアップをする時に、支援する側の専門家が「サラリーマン」という立場では絶対に分からないことがあります。

それは「恐怖感」

全て最終的には自分一人にのしかかってくるという責任感とも言える感覚・・・少しでもネガティブな思考に囚われると恐怖すら覚えるような感覚・・・は、実際に体験してみなければどうも分からないことのようです。

お勤めしながら仕事として小さな会社の支援や独立開業の支援をしている方、いわゆる「経営者ではない」専門家の方には、この感覚をつねに抱えながら仕事に臨んでいる、あるいはこれから臨もうということになる人たちの、生身の感覚が分からないようです。
分からないというか、そういう恐怖感というものを常に抱えているという感覚があるということを知らないというか、そういう感性に想いが至らないようです。

まあ、それはそれで当然といえば当然です。
・・・逆にそれを「分かる」と言ったら、胡散臭い以外の何者でもないでしょう?

まずは独立系のITCとしては、ここをひとつの強みにすべきだろうと思います。
いや、感覚的なものなので、明確に数値やメニューに表して差別化出来るようなものではありませんが、それでも実際に経営者として自分自身が自営とかでやっているということは、「言葉の端々」に「立ち居振る舞いのひとつひとつ」に、差が出てきます。

私の経験上の話なので必ずそうだというわけじゃないですがもちろん。

ところでどうでも良いっちゃあ良いことなのですが・・・

「コンサルタント」という言葉を実は毛嫌いしています。
なので本当は使いたくないんだけど、ひと言で表現して分かってもらえる他に良い言葉が見つからないので「会社の経営を支援・アドバイスする仕事」という意味でコンサルタントという言葉を使っています。