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2016年4月28日木曜日

独立開業支援〜個人事業主って独特〜

もう一つ早い段階から意識しておくべきことが「個人事業主(小規模企業経営者)って、独特な感じだ」ということ。

いわゆる企業支援の際にも、経営者(社長とか実質的なトップ)の意志や立場を十分配慮するということは普通にやることですけど、それはあくまで「経営者という立場・職務」に配慮するという意味です。仕事の場を離れれば社長や経営者もひとりの私人なのでプライベートな部分に立ち入ることはまずありえませんね。

ところが個人事業主や小規模企業経営者の支援となると、これがなぜか途端に「仕事以外のプライベートへも関与するべきシーンが多々出てくる」というのが実に独特。

というのも、個人事業主・小規模企業経営者というのはほとんどの場合「仕事と仕事以外のプライベート」を明確に分けるということをしていないんです。というか、そんなこと出来るわけがない。なぜなら、色々な意味で小さな会社やお店の経営者は四六時中365日寝ても覚めても頭のどこかで仕事のことを考えているから、です。
もちろん大きな企業の経営者やサラリーマンの方でもそういうタイプの方はいらっしゃるでしょうけれど、個人事業主や小規模企業経営者・・あ〜面倒くさいからここから先はどっちもまとめて個人経営者ということにします・・・は、その度合いが全く次元が違う感じがします。

普通にプライベートで遊びに行っていても、出先で携帯に客先から電話があれば取って対応するし、買い物していてふと仕事上のヒントとかあれば実行に移すし、自宅のリビングで考え事していてふと思いつくといきなり作業スペースへ行って何やらいろんな事をやってみたりしますし・・・言ってみれば「仕事をしている」というよりは「生活そのものが仕事の一部になっている」という感覚に近い感じでしょうか?

そんな生活スタイル・仕事スタイルの方を支援するわけですから、支援の方法もおのずと異なってきて、仕事時間の間だけ関与すればOKということにはなかなか行きません。
深く入り込んで支援しようとすればするほど、「それ、仕事^^;?」というような内容や場面にまでアドバイスを求められることもあります。

そういう独特な感じが、いわゆる企業支援の実務とはだいぶ印象が異なるということを意識できるとできないとでは、多分支援の成果にも大きく関わってくるだろうと思うんですよね。

ということで今回はここまで。

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