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2016年1月13日水曜日

IT管理者として・・・と言ったら大げさですが

僕の仕事の一つに「お客様の会社内のIT資産管理を引き受ける」というお仕事があります。

・・・というと小難しく聞こえますが、要するに「いつでもどんな内容でもITの事を全てサポートする」というお仕事。
小さな会社・小さなお店には、「ITの事を専門的に管理する人材」が皆無と言って良いです。
少し詳しい程度の方ならいるかもしれませんが、偏った知識や経験で偏った管理運営をしていることが多く、それが原因で会社やお店が大きなリスクを背負ってしまっていたり、知らず知らずのうちに不利益を被っていたりすることも珍しくありません。

そういう会社からの依頼やご相談を受けて、「とにかくITのことと言ったらどんな話でもどんなトラブルでも支援します」という関わり方をしているお客様も現実に何割かいらっしゃいます。

本日のお仕事もまさにそういう仕事。

内容は「業界標準の業務システムを利用しているんだけど、バージョンアップしようとしてうまくいかない。ヘルプデスクへ問い合わせても全然意味がわからなくてどうにもならない、なんとかしてください」という話。

要するに社内で使っているあるシステムのバージョンアップに伴うトラブルシューティングを、お客様に代わって行うというもの。
傍から見れば「そんなの、ヘルプデスクへちゃんと問い合わせて、こっちはIT素人なんだから分かるようにちゃんと説明してくれと言えば済むことじゃん。有料で使っているシステムのサポートを受けるのにさらに外部の専門家にお金払ってまで頼むなんてナンセンスだ」とツッコミたくなる話に聞こえるかもしれません。

けど、ね・・・地方の小さな会社は、そんなにヒマじゃないんですよ。
動いて当然のシステムが何らかの事情で動かない。
そのトラブルを解決するのにヘルプデスクへ電話しても繋がるまでに時間がかかって、つながっても意味がわからなくて・・・そんな事を何度もトライして時間をかけるくらいなら、「岸本くんお願い、悪いけどこのエラーどういうことなのか、ヘルプデスクへ代わりに問い合わせてトラブル対処してくれない?」と依頼しちゃったほうが、解決までの時間は圧倒的に短縮できますし、その間の労力や心理的なストレスからも解放されます。

そういう事のためにITコーディネータが活躍する、というのも大いにアリなんじゃないでしょうか?

「経営」とかって大所高所だけではなく、「IT」と冠についているんだから、社内でITが問題になったらコピー機屋の営業さんよりも、事務機器やPC販売店のサポート担当者よりも、まずはじめにITコーディネータに真っ先に相談してもらえるように・・・そういう信頼を勝ち得るのも、ITコーディネータの生きる道の一つだと思います。

・・・ちなみにココだけの話ですが(笑)・・・

こういう形で関わっている顧客企業の中には、コピー機が調子悪くなっても、そのコピー機のサポートが対応悪いのでそれより先に僕に連絡をしてきたり、ソフトウェアの操作やトラブルでも、ヘルプデスクへ問い合わせて問題は解決しないと知っているので、敢えて僕のところへ連絡をよこしたり、というケースも日常茶飯事です^^;

いえ、コピー機メーカーや販社、ソフトウェアメーカーと敵対するつもりは全くありませんが、「機械やソフトウェアを作って売る」のと「実際に個別の会社で運用して役に立つためのノウハウやサポートを提供する」のは、全く別モノなので、後者のニーズに応えるのは必ずしも製造元や販売元ではあり得ないかな?と^^;

そんな仕事の取り方も、他のITコーディネータの皆さんの何らかのヒントになればと思って書いてみました^^w

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