今回は、2016年岸本ビジネスサポートの解説記事でアクセス数の多かった人気記事から5つ、記事をご紹介しています。
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静岡県沼津市で自営業しているITコーディネータが、日々の仕事やITコーディネータの仕事について書いたブログです。同じような方(あるいは独立系ITCを目指す方)にもご参考にしていただければと、けっこうぶっちゃけた話を書かせていただいています。 ※2017年4月に訳あって法人化しましたが、相変わらずやってることとマインドは自営業です^^;
このブログで「個人経営者の独立開業支援」についてシリーズものの記事を書こうと思った理由は、一番最初に書いた話以外にもうひとつあります。(表現が面倒くさいので個人事業主や小規模企業経営者さんたちのことをまとめて個人経営者と表記しています)
それは「巷の起業支援セミナーや小規模企業支援セミナーなどの内容が、実態とあまりにかけ離れていたから」
僕が脱サラ志望の方たちを対象に起業についての解説やセミナーをしたり、あるいは個人経営者向けの相談会やセミナーを開催すると、参加された方たちの多くがこういうことを感想として発言されます。
「商工会議所とか金融機関とか支援機関の起業相談やセミナーに行って色々話を聞いてきたけど、岸本さんの話されたようなことは一度も聞いたことがない。それは本当なのか?」
いえ、僕がものすごい秘密の情報を持っていて、それを話しているというわけではありません。
自分の独立開業体験の中から「きっとこういうことは誰でも起業後に体験して痛感することなんだろうな」という事をいくつかポイントを挙げて話しているだけなんです。
それなのに「そんな話は聞いたことがない」というので、では商工会議所や金融機関、支援機関ではどんな起業アドバイスをしているのだろうと、何人かのかたに僕の方から訊ねてみました。
そうしたら理由が分かりました。
商工会議所にしても金融機関にしてもその他官民を問わず公の支援機関にしても、起業時のアドバイスや支援は基本的に「国の政策や支援の方針に沿った内容」しか伝えていないのです。
もちろん、そういう事は間違ったことではないですし、国を上げて小規模起業への支援に力を入れている現状を踏まえれば、そういう公の支援やアドバイスを受けるべきなのは当然です。
けど、そういういわゆる公式な支援やアドバイスでは、個々の個人の事情や「仕事や起業とは直接関係のない内容」についてはあまり深く立ち入ってくれません。むしろそういう内容には触れない場合も多かったりするようです。
本当はそういう生々しい部分にこそ、これから起業しようという人の関心があるのに、そういうことを伝える人が少ないというのが現状なんだな、と。
そしてそのことは「支援する側の専門家」にも蔓延しています。
ご自分自身が独立開業を自らの手でやってきた人なら生の体験からアドバイスができますが、脱サラしたことがない、組織や企業でしか働いたことがない立場の方にとっては、脱サラして開業すると数ヶ月後に何が起こるかということを身を持って理解することができません。それにもかかわらず、そういう「起業したことがない、個人経営者の立場になったことがない専門家が、実際の生々しい情報を得る場がほとんど提供されていない」というのも実情なのだなと。
それなら、僕が書いちゃいましょうと思い立ったのが、もうひとつの理由というやつです。
なので、この一連のシリーズではいわゆる公的機関がセミナーや個別支援でやるような「教科書通りの話」をほとんどしないと思います。その代わりと言ってはナンですが、多分絶対にこういう話はヤバくてできないんだろうな、というような生の体験談や支援経験を出来る限り具体的に書いていこうと思っています。
極力冷静に、客観的に書くようにしますが・・・内容が生々しすぎて批判や反論で炎上したり、どこかから圧力がかかったりせずに無事に書き進められることを、自分でも願いながら今回はここまでということで^^。
もう一つ早い段階から意識しておくべきことが「個人事業主(小規模企業経営者)って、独特な感じだ」ということ。
いわゆる企業支援の際にも、経営者(社長とか実質的なトップ)の意志や立場を十分配慮するということは普通にやることですけど、それはあくまで「経営者という立場・職務」に配慮するという意味です。仕事の場を離れれば社長や経営者もひとりの私人なのでプライベートな部分に立ち入ることはまずありえませんね。
ところが個人事業主や小規模企業経営者の支援となると、これがなぜか途端に「仕事以外のプライベートへも関与するべきシーンが多々出てくる」というのが実に独特。
というのも、個人事業主・小規模企業経営者というのはほとんどの場合「仕事と仕事以外のプライベート」を明確に分けるということをしていないんです。というか、そんなこと出来るわけがない。なぜなら、色々な意味で小さな会社やお店の経営者は四六時中365日寝ても覚めても頭のどこかで仕事のことを考えているから、です。
もちろん大きな企業の経営者やサラリーマンの方でもそういうタイプの方はいらっしゃるでしょうけれど、個人事業主や小規模企業経営者・・あ〜面倒くさいからここから先はどっちもまとめて個人経営者ということにします・・・は、その度合いが全く次元が違う感じがします。
普通にプライベートで遊びに行っていても、出先で携帯に客先から電話があれば取って対応するし、買い物していてふと仕事上のヒントとかあれば実行に移すし、自宅のリビングで考え事していてふと思いつくといきなり作業スペースへ行って何やらいろんな事をやってみたりしますし・・・言ってみれば「仕事をしている」というよりは「生活そのものが仕事の一部になっている」という感覚に近い感じでしょうか?
そんな生活スタイル・仕事スタイルの方を支援するわけですから、支援の方法もおのずと異なってきて、仕事時間の間だけ関与すればOKということにはなかなか行きません。
深く入り込んで支援しようとすればするほど、「それ、仕事^^;?」というような内容や場面にまでアドバイスを求められることもあります。
そういう独特な感じが、いわゆる企業支援の実務とはだいぶ印象が異なるということを意識できるとできないとでは、多分支援の成果にも大きく関わってくるだろうと思うんですよね。
ということで今回はここまで。
まず何をおいても明確に意識しておかなければならないのが・・・なんて言っても専門家の方に向けてこんなのは釈迦に説法ですが・・・「起業」の支援とその後の(あるいはすでに何年も事業を営んでいる経営者への)支援とは、根本的に支援の内容も方法も異なるということです。
開業して10年経っている小規模事業者への支援に「事業計画作る」とか「経営者になるための心得」のようなテーマはあまり馴染みません。
逆にこれから脱サラして起業をしようと計画している人(あるいはすでにサラリーマンをやめて開業準備をしている人)、つまりまだ事業主としての経験を全く積んでいない人に対していきなり「Webマーケティング」とか「経営戦略」的なことをアドバイスしても、あまりピンと来てくれないと思います。
支援しようとしている相手がどういう状況に置かれているのか?をまずきちんと確認して、どういう支援をするのが適切なのか?を相手の半歩先に立って検討するのが重要だと思います。
(なんて、これ読んでる方にとってみれば「そんなの当たり前じゃん」的なことで、書いてるそばから僕も恥ずかしくなってきますが(笑)・・・けど、ここを全く勘違いして自分の物差しでなんでも進めようとする専門家が非常に多いのも事実ですので、ね・・・)
また、当然起業以外の支援にしたって、開業後3年目と開業10年目とでは、支援アドバイスすべきテーマも違ってきます。その辺りも今後僕の経験上意識すべきだろうと思うポイントを書いていこうと思いますが、取り敢えず今回は起業とそれ以外の支援について明確に意識すべしということだけ書いておしまいにしようと思います。
田舎でITコーディネータをやろうとすると、必然的に客先へ車で出ることが多くなります。
なので僕は車の後部座席を仕事場に(^_^)v
バッテリー、インバーター揃えて、プリンタも常時載せておいて、移動中の空き時間にお仕事お仕事。
これもノマドワークのスタイルのひとつ、かな(^_^;)?
先週来、何度もWindows10への強制アップグレードに見舞われていた客先のパソコン。
結果、同じことの繰り返しは嫌だとのことでWindows10へのアップグレードを敢行中。
ダウンロードするまでかそもそも長い道のりになりそうだ。
昨日訪問したお客様の会社。
BuffaloのNASの設定作業なんだけど、、、これが何度トライしても目的の状態までたどり着かないを
久しぶりにどハマりして、その上完了できなくて仕切り直しとなりました。
まあ、、、こんな日もあります(T_T)
朝一番、お客様のお店開店前に訪問してノートパソコンのセットアップ。
色々対応しなきゃならないけど、ここでも他のお客様のとこで経験した事がそのまま役に立った。
やっぱり経験則を持ってることが大きな糧となるねえ。
スマホやタブレットで作成したデータや撮影した写真。
クラウドに預けたりパソコンに取り込んだり、、、そういうのは世間的にもう当たり前に出来るようになってます。
なので、そんな作業のために呼ばれることはまずありません。
今回は、「購入したフラッシュメモリの付属アプリで説明どおりやったのに思うようにバックアップ出来ない」とのことで訪問。
試行錯誤はしたけれどもちろん無事解決。
ITの専門家として呼ばれるとき、マニュアル通りにことが進むことはほぼ100パーセントありえません。
だってトラブルや問題、課題を抱えてるから呼ばれるんですから、ね。
こーゆー、フツーにやっては解決できないテーマをひとつひとつ解決していくのが僕の仕事だと思ってます。