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2015年10月31日土曜日

ITCカンファレンス2日目

さて今日もITCカンファレンスに参加です。
ホテルに宿泊して朝一番で会場入りしたもんだから、なんと今日は受付一番乗りでした(笑)

今年でカンファレンスは4回目の参加です。
もちろん、ポイント稼ぎが主目的ですが^^;・・・そうは言っても毎回、講演やパネルディスカッションに大いに刺激を受けて帰ってくるので、高い費用払って参加する意味はあるかなと^^

初参加した交流会はあんまり意味なかったですけど、毎回この2日間は僕にとってはかなりの収穫です。

そして今回は協会本部の方たちの「やる気」を感じたりしています^^。
前回まではホテルが会場だったのでホテルマンたちがいろいろやってましたけど、今回からは受付から誘導からすべて協会の方やボランティアのITCの方のようで、これだけでも「あ、変わったかな?」という感じがします。

出来れば本業のほうでももっと大いに変革してほしいものですが・・・まあそれはきっと徐々にということでしょうね。

二日目はIOTのこれからの話が聞けそうで、楽しみです。

2015年10月30日金曜日

やっぱり過度な期待はムダなだけでした^^;

ITCカンファレンスの交流会。
多少協会の方とも顔見知りになったし、勧められてもいたので参加してみました。

けど、やっぱり過度な期待をして臨んだ交流会は全くの無駄足でしたね^^;
このブログは本音でぶっちゃけることを目的としているので、本気でぶっちゃけておこうと思います。

協会本部の方とほんの少し顔見知りになって信金フェアなんかにも出展できた実績があるので、少しは交流会なんかで知り合いが増えるかな?と思ってはみたんだけど・・・
やっぱり、田舎の自営業ITCが、中途半端な期待や自尊心で臨んで何か得るところがあるかといえば、全く皆無でしたな。

フタを開けてみれば会場の全員知らない人。
そんな中で誰とどんな交流をするっちゅうんじゃ^^;。
もともと大手ベンダーとか企業内ITCで、いろいろ人脈もある方や何人かグループで来てる方ならいろいろ過ごし方もあるだろうけど、全くの個人経営ITCでしかも田舎モノじゃあ、誰も声かけないし誰にも声かけられない。

かろうじて一人きりっぽい方と二言三言話しはしたけど、もうここにいても無駄な時間を過ごすだけだと思ってテキトーに切り上げてきちゃいました。

きっと、カンファレンスには出るけど交流会には出ないっていう独立系ITCの方たちって、こういう気持ちなんだろうなあと。

人見知り・ワイガヤが苦手というITCの僕にとっては、交流会は「活躍している人」「人脈を持ってる人」「大手とか行政という看板しょっている人」たちを指加えてボ~~~っと見てるだけの完全アウェイな会でした。
不慣れな社交トークを汗かきながらやっても何も得るものはないと思うので、今後はひたすら我が道を行き、自分のすべきことを磨いていこうと思いを新たにしたカンファレンス1日目でした。

・・・あ、カンファレンスそのものは実りの多いものでしたよ^^

ホテルに帰ってきたら渡辺和子さんの特集番組やっていて見入っちゃいました。
さあ、明日も頑張ろうっと^^

カンファレンス

本日のお仕事、、、お仕事じゃないけど、所属するITCカンファレンスに参加。

いつも通り資料とか様子とかアップしようと思ったんですけど、、、講演がなかなか面白くて、ひぇー、気がついたら写真なんか一枚もとってなかった(^_^;)

2015年10月29日木曜日

ちょっとしたアドバイスから契約へ

昨日のお仕事は半年ほど前にお客様の紹介で知り合った小さな建設会社さん。

最初は挨拶に行って雑談しただけ。
二度目は、たまたま電話を受けた時に近くにいて時間があったので訪問して、iPadのちょっとした設定のことでアドバイスをしただけ(→お金にはなりませんでした^^;)

で、昨日が三度目。
今度は「ちょっと困ってるんだけど、相談に乗ってくれないか?」という連絡。
あ~~~、もしかしてまたチョコっと呼ばれてアドバイスして、お金にならず終いの仕事かな~?と少し憂鬱な感じで訪問しました。

困ってることというのはインターネット接続。
バッファローの無線LAN機器→
を使ってインターネット接続してるんだけど、それが度々切断してしまうという話。

確認してみたら、設定でビミョーに間違いがあって、それが原因だったんだろうということになり、その場で対処して解決、になりました。

で、まあそれはそれでイイんだけど、やっぱりコレじゃ仕事として成立しないかな~?と思っていたら、社長さんから「岸本さん、こういう何かあった時に連絡して来てくれるっていうようなサポートをお願いできるの?」と声がかかりました。

・・・いやいや、社長、最初にお会いしたときから僕はそういう仕事だって言ってるじゃん^^;!・・・とは言わずに、「もちろん、承りますよ」とニコニコ顔で答えて・・・(よし、ここはひとつ押してみるか?
)と思って「呼ばれる度にサポートの費用が発生するという方法でもOKですけど、トラブル対応だけじゃなくて色々アドバイスしたりご相談に乗ったりも含めて、定期的にお伺いするような契約でやらせていただいたほうが、オトクになるかもしれませんよ」と話してみました。

そしたら・・・「金額にもよるけど、それなら定期的に来てもらって色々従業員の質問や相談に乗ってもらうほうがいいね。今度詳しい条件とか持ってきて説明してくれる?」という話に進みました。

僕としては経験上、こういうの「今度」って先延ばしにしたらほぼ有耶無耶になっちゃうので、いつも持ってる資料をその場でお見せして「こういう内容でのご契約になります」とお話。
で、めでたく1件、定期的に訪問してIT相談やサポートをさせて頂くお仕事がGET出来ました^^。

僕の仕事はたいていいつも、こんな感じです。
最初の半年とか1年とかは、タダ働きみたいな感じの電話対応やチョコっと対応が続いてて、そのうちお客さんの方から「いろいろお願い」と言ってもらえるようになるという・・・

なのであんまり、こっちから積極的に営業かけたり、新規開拓をじゃんじゃんしたりという事をしてません。→ホントはしたほうが良いのかもしれませんが、ね^^;



2015年10月26日月曜日

リプレイス

本日のお仕事。
Windows7から新規のWindows7へマシンの入れ替え作業。

午前中は完全にパソコンサポートしごとです。

2015年10月23日金曜日

富士山麓ビジネス商談会

今日は地元沼津信用金庫さんの主催する富士山麓ビジネス商談会に、ITC協会として出展。
本部の方々にご協力いただいて、沼津信用金庫さんとその関連企業様にITコーディネーターを知ってもらうために一日頑張ります(^_^)v

2015年10月22日木曜日

一応仕事してます(^_^)v

最近、客先で仕事しててお茶とかお菓子とか出される事が多いんです。

「旅行シーズンみたいで色んなところからお土産いただくんですよね」
「社長が東京へ出張してきてお土産買ってきたのでどーぞ」
なんていう感じで(^^)

いえ、駄話してるわけじゃないですよ、ちゃんと仕事してます、仕事(^_^)v

今日のこの写真のお客様も、お菓子頂きながら、パソコンのデータメンテナンスしたんですから。
「そんなにデータ量多くないはずなのに、ナンでハードディスク容量があと2%なんて出るの?」と相談を受けたので、、、(^_^;)

独立系、自営業のITCの方なら、ノータイムで原因を思いつくだろう、例のアレです。

けどお客様的には「デジカメで撮る写真のサイズが大きいから容量食っちゃってるのかな?」なんて不安がるので、そ~じゃないですよと説明して安心してもらうのに、ゆっくりと話してやんわりと安心感を持たせてあげるために、色んな例え話を持ち出したりしながら説明しました。

2015年10月21日水曜日

今日も打ち合わせ

今日のお仕事は、店舗の顧客管理システム構築、導入の打ち合わせ。

補助金申請したお客様から「申請との整合性を取りながら進めなきゃいけないので、助けて」とご依頼いただいて始まった仕事です。

そろそろ佳境に入りはじめた感じで、今日は午前中いっぱい、グイグイ話を前に進めました(^_^)v

2015年10月20日火曜日

本日のお仕事2

割とこういう仕事は多いです。


「社内の業務管理をIT化したい」という相談案件。

正直、こういう案件こそ「ミラサポ」とかを上手く活用して起動に乗せたいんですけど、今年はナンか爆発的な利用件数だったらしく、もう使えないのでガチで打合せしてます。

既存のパッケージ導入するとか、有料のクラウドサービス使うとか、そういう話だと田舎の中小はほぼ例外なく「そんな大きな金額出せないよ」という結論になります。
なので僕の場合、


  • 無料のサービスを上手に組み合わせて実現できないか?
  • なるべく専門的なプログラミングやシステム設計せずに、業務の方を改善しながらシステムを入れていくことで「カネがかからない」ようにできないか?
ということを大前提に進めます。(そりゃもちろん、まったくゼロ円では済まないので、多少の負担は発生しますが)

ちなみに・・・こういう「打合せ」「相談」については、ほとんどお金をいただけずに無料でやってます。(システムの導入・構築などIT化が実現した場合にその支援費用としてお金をもらってます)

なので・・・「無料のサービスを組み合わせる」ためのアイデアとかテクニックを提案して、ソレをお客様の会社が自力でやり抜いちゃったら・・・一銭ももらえません(笑)。
けどまあ、無料のサービス組み合わせて実際の業務に当てはめるのって、実は相当なノウハウとか経験がないとムリなので、自力でやり抜いちゃった会社というのは僕の場合、今まで一度も見たことありませんが^^;。

写真で紹介した案件も、「なるべくお金かからない方法として、こういうやり方があって、こういう風に導入して、こういう風に運用すると実現できると思います」というところまで提案・アドバイスしちゃいました・・・無料で^^;。
さて、後は「導入・運用」のプロセスで、僕が実際のノウハウやちょっとした落とし穴やポイントについてアドバイスするシーンが出てくるだろうから、そこでどういう風に「サポート費用として請求できるか」がポイントだろうなぁ~・・・と^^;。

本日のお仕事

自営業ITC、本日午後のお仕事は、こんな画面とにらめっこです^^;

 

左のディスプレイにExcelの画面、右のディスプレイにPDFの画面を出して両方の数値比べたり計算したり・・・^^;

会計資料から実際に社長の経営判断に必要な数値を抜き出してきて資料にまとめるというお仕事。
普段、ほぼ「ITサポート」ばっかりやってる僕にしては、「お~~、なんかコンサルタントっぽくってカッコいいぞ^^!」的な仕事です(笑)
この仕事、きっと色々ご質問とかナニソレ的なツッコミが多いと思うのでご紹介しようと思って記事にしました^^

それ会計事務所がやりゃイイんじゃねぇの?

まずこーゆーことを、ITCじゃない税理士さんやら会計事務所の担当者さんやら、そういう人から突っ込まれるんだろうと思います→出来ればそういう厳しいツッコミは逃げたいので、そーゆー人が読んでないことを願う(苦笑)。

けど、そもそもこの仕事がどういう風に発生したかっつーと、この会社の社長さん(=元々顔見知りではあったんです、5年ほど前からの付き合いで)から、「税理士や会計事務所の言ってることがとにかく意味わからない上に納得がいかない。けど、間違ったことを言ってるわけじゃ無いと思うし、数字としては正しい数字の蓄積なんだよな・・・岸本くん、これ、オレが分かって納得できるような解説と資料を作ってくれない?」と言われて始めたことなんです。

財務・会計・経理のプロの指摘するアドバイスって多分「現場を切り盛りしているホンモノの経営者」に響く言葉を持ってないんでしょうね。

お前、この数字の意味分かってんの?

この会社の社長さんより少し良く分かってて、けど税理士さんや会計事務所の人ほど詳しく明快には分かってないです(汗)。
けど、「数値の意味が分かってる」ことが重要なんじゃないんです、特にこの社長さんの場合。
「で?その数値を見てオレはこれから何をどうがんばればイイんだよ?」という話が出来るかどうかだと思います。

「販管費が多すぎます。地代家賃と水道光熱費が突出してますのでここが削減出来そうです」「人件費、同業他社に比べて少し比率が高いですね、ここ削減する努力しましょう」・・・バカじゃねぇの?そんな事は言われなくたって分かってんだよ。
そのためにどうするのがイイのか?つー総合的で現実的な話を出来るかどうかだ、つーの。
とか攻撃的なことを書くと、きっと色んな所で炎上するんだろうなあ~・・・けど、実際そうなんだもん。

この会社さんに限らず、僕の知っている社長さんや経営者さんが会計事務所の「経営指導しますよ」って人から受けてるアドバイスってこのレベルなんですよね?
それ、分析と診断だけしかやってないじゃん。
その分析と診断から、「で、明日から何をすればイイんだ?」を考えられるようにアドバイスしなきゃ、お金もらっちゃいけないと思います。

ITコーディネータってそんな事もやるの?

やります、やります^^!エヘン!
・・・いや、偉そうな態度でこういうこと言っちゃイカンですな。(そもそも数字の意味全部分かってるわけじゃないという時点で自信たっぷりに自慢なんてする立場じゃあありません^^;)

こういう帳票出したり統計取るためにデータを編集したりっていうのは、ほとんどパソコンでやりますよね。
で、会計ソフトや販売管理ソフトでは、「社長が本当に欲しい情報」がなかなか出てこない。
なのでそこはITの専門家である僕らITCが深く関与することになるんです。

で、関与し始めると途中から「此処から先は経理や会計の専門分野だ」ということになるんだけど、そこで「ハイ、私はITしか出来ませんからここから先は他の人に訊いてね」と言ってしまっては、なんか頼りない感じがするし、僕としても社長に申し訳ない気もする。
ので、この先もある程度は出来ますよ、とアピールをして仕事に繋げてる、つーワケです。

・・・さてさて

今回の記事は、この仕事してる合間の休憩中に30分位でバ~~~~っと書いたものです。
その時思った事を一気に何も気にせず書いただけなので、後から読んだらかなり色んな方面へ攻撃的な示唆をしていることに、書き終えた今気付きました(大汗)。

いやいや、決して頑張ってる税理士さんとか会計事務所さんとか、他のコンサルタントさんたちのことを誹謗中傷してるつもりじゃあないんです(→頑張ってない上っ面だけのコンサルタントや税理士・会計事務所・金融機関は思いっきり非難してるのは自覚がありますが)。

自分の知ってる知識で数字を足したり引いたり、そこから専門的な分析やら推論するだけの助言やアドバイスなんて、百害あって一利なしだと思うんです。
そういう分析結果・推論の結果を、実際その会社にどう反映させて、どうやってその会社の成長につなげるのか?・・・そこを社長にアドバイスできることが重要なんじゃねぇの?現状を的確に把握した上で、「未来を語れる」ことが重要なんだと・・・それが出来るのがITCなんじゃねえのかなぁ?

こないだITC本部で受けてきたセミナーの時にも、講師のITCの方が同じようなことを言っていましたけど・・・正にそこがITCの本質だと思います。



2015年10月19日月曜日

ITCは食える資格か?

ITコーディネータという資格は食える資格か?儲かる資格か?
よくそういう話をされたり質問されることがあります。

色んなご意見があるとは思いますから、一概に「こうだ」と答えは出せませんが、僕の私見として言わせてもらえるなら答えはいつも同じです。

食えません、儲かりません。
つーか、ITCじゃなくたって資格だけで食える・儲かるなんつー都合の良い資格はないと思います。

中小企業診断士や税理士みたいな国家資格持ってたって食えない人はゴマンといるのに、ITCという資格だけつかまえて「食えるか」「儲かるか」つー話は、短絡的すぎますよね(苦笑)。

ITCという資格を取得して、それで何をするのか?仕事にどう活かすのか?が儲かるか、食えるかという重要なポイントだと思います。
それには、ITCという資格がどういう特性を持っていてどういう活かし方をするのがイイのか?をよく研究する必要があると思います。

以下、僕なりに実践してる活かし方
(長くなるのもナンなので、すげ~短くまとめてあります)

資格ありきという観念はまず捨てる
国家資格じゃないから資格の名前とかなかなか覚えてもらえません。ITCって言っても分かってもらえないという前提でお客様にアピールするようにしてます。

出来ることを特化
専有業務がないので、ぼんやり考えてるだけでは「何が出来るの?」と言われて即答できませんから、自分なりにハッキリと分かりやすい回答とメッセージを持つようにしています。
僕の場合?僕の場合は「業務で使うITのことならどんなことでもお答えできます」「コスト削減か収益向上、このどちらかは絶対に実現してみせます」と言ってます(→多少誇大広告的な感じですが、そのくらい言ってやってのける自負と努力は必要)

ITコーディネータです!を連発
メールの書き出しにも、文末の署名にも、メールアドレスの表記にも「ITコーディネータ」と連発しまくってます。
しまいにゃ挨拶するときに「ITコーディネータの岸本くんだろ?」とお客様からからかわれる始末^^;

得意分野は絶対に譲らない
僕の場合、小さな会社や個人事業主の方を対象とした支援はそれなりに経験もあるので、そこそこ自信のある得意分野です。
この部分になったら、とにかくしつこいくらいに強調して譲りません。

ま、これがホントにITコーディネータとしての特性を活かせているか?と言ったらまだまだだとは思いますが・・・^^;

そのままじゃ食えない資格・儲からない資格で、なんとか仕事にありついて、なんとか収益を上げるために、やらなきゃならない事はITCご自身で創意工夫が必要なんじゃないかな?と思います。

まだ、このブログではその部分(=僕なりのITCとしての創意工夫)をご紹介してませんが・・・少しずつぶっちゃけていこうと思います。

2015年10月17日土曜日

自営業ITCに事務所は要らない

これは僕の場合の、という観点での私見ですが、これってあながち僕の場合だけではなく、多くの自営業ITCの方に言えることじゃあないかと思います。

「事務所は要らない」などとタイトルをつけてるくせに、以前は小さな事務所を借りていました。
家賃6万円、水道光熱費や電話・インターネットなどの固定費を合わせると8万円くらい毎月支払っていたことになります。
来客応対を想定したり、ちょっとしたセミナーを開催することを想定して借りていたんですけど、ね^^;。
事務所を借りるようになってから5年経って、つくづく思いました。

「要らないなあ、事務所」

卸売りなどの商品在庫を持つご商売や、建築・電気設備などの工事作業を行う商売を自営でやっている場合なら「倉庫」や「資材置き場」などのスペースが必要でしょうけれども、事務をするための事務所というのは、ほとんど必要ないと思います。

来客があって、打合せや話し合いなどを自分のスペースでしなければならないお仕事・・・例えば税理士さんとか弁護士さんとか、そういう必要があればもちろん事務所は必要です。

けれども、ITコーディネータは「お客様の会社・お店のITをいかに効果的に活用して、それをいかに経営成果につなげるか?」が仕事です。
仕事の対象となる機器や、確認すべき仕事の内容は、必然的にお客様の会社にあるということになりますから、打ち合わせをするのにも何らかの確認作業をするのにも、場所は「客先」ということになります。

もちろん、打合せや確認作業の結果を持ち帰ってきて、自分のパソコンや事務作業スペースで仕事をすることは必須なので、事務をする場所、作業をするためのパソコンや機器類の置き場は必要にはなります。
けど、それだけの話。
ホントに必要なのは、少しの書類や資料・機材を置くスペースと、作業をするためのパソコンと机だけ。

広いスペースも必要なければ応接のセットも要りません。
なので、僕の仕事場のスペースはこれだけ↓
普段の様子をそのまんま見せようと思って、全く何も片づけずに撮ったので雑然としててすみませんm(_ _)m


机に向かう椅子を置く広さを合わせても、実際のスペースは畳2畳か3畳分程度。
これと、この机の反対側の壁にある、先日紹介した書棚(≒事務用品置き場です^^;。紙はほとんど保管してないので→書類はほとんど電子化)、すべての仕事スペースを合わせても、四畳半か5畳くらいなものです。

この仕事スタイルに戻してから(→独立当初7年位はコレでやってたんです。その後事務所を借りて5年後、これに戻したってワケで)、すでに3年近く経ちますが、このスタイルで問題になったことはただの一度もありません^^;。

独立してITコーディネータの仕事してると、周りには士業の先生方が色々見え隠れして「事務所」なんていう響きに魅力を感じちゃったりすることが、きっと誰でもあると思うんですが・・・ムダです要りません、ITコーディネータには^^;。
だって、毎月8万円も固定費使ったら、損益分岐点跳ね上がっちゃうじゃん!
「ムダは省きましょう、固定費は極限まで削って経営のスリム化を!」ってお客様にアドバイスする立場なんだから、自分からもそういう事実践しなきゃね、という意味も込めて・・・

しつこいようですが、自営業ITCに事務所は要りません^^

2015年10月16日金曜日

自営業ITCの大変なトコ

先日書いたように「良いトコロ」があればその逆もあるわけで、、、今回は「大変なトコロ」
これは書き始めたらキリがありませんけど、主だったところだけ^^;

法人じゃない悲哀

ITコーディネーターで、Web・セキュリティ・ITシステム・モバイル・・・いろんなことに対してかなりな専門知識を備えていると認められていても、「自営業・個人事業主」であることには変わりありません。
なので、規模の大きな法人や行政機関からお仕事をいただけるということはまずない。
たま~~に、一部上場企業の支社とか支店のスタッフの方から相談や質問を受けて、答えはするんだけど、ソコから先「じゃあ正式に相談や助言、あるいはサポートを受けたいので契約を」ということには、ほぼ100%なりません(T_T)。

大抵の会社にはすでにIT系の販社やコンサル会社がくっついていて、正式な話になると全部そっちへ持って行かれてしまいます。
なので、大きな会社さんからの問い合わせはほぼ例外なく「チョコっと訊きたいだけ。こんなことでいちいちいつものコンサル会社へ相談するのは面倒だから、手っ取り早く訊けそうなとこに聴いてみた」的なものばかりです。

僕はそんなに大きな会社を相手にするつもり、そもそも全くないので全然関係ないと思ってますが、「元富士◯」「元東◯」「元N◯◯」みたいな肩書でITCとして独立しようという方にはきっと大変だろうと思います。
ITCとして独立した瞬間に、勤務時代には普通に付き合えていた取引先からは完全にそっぽを向かれ、逆にそれまではハナにもかけなかった中小・零細企業に入り込まなきゃならないんですから、ね。

明日は無一文かもしれない恐怖感

まあこれは法人化して経営者になっていても同じかもしれませんが・・・少なくとも企業で働いていてこういう不安はありませんね。
自営業だと、本気でこういう恐怖感に常に苛まれます。
僕の場合、定期的なITサポートとかITコンサルタント業務で契約できている客先は両手の指で余るくらいしかありません。
1件の契約月額がウン十万円なんて話は絶対になくて、あってもせいぜい数万円。
となれば、契約できているお仕事だけで食っていけるワケがないのはお分かりになると思います。

つまり、毎月毎月、単発で発生する仕事がコンスタントに何件か獲得できないと、翌月はいきなり売上がガクンと減るわけで・・・自営業で「来月売上が少ない」というのは、イコール「自分の収入(=給料)がガクンと減る」という事になります。

幸い、定期的な契約が結べている分だけ「ゼロ」にはならないですが、固定費や諸経費の支払いをすれば僕の場合ほぼゼロに近づいてしまいますから、ホントに真面目な話、「明日は無一文」を回避するために、毎日必死で仕事を探しているというのが現状です。

「休み」は無い

なので、これも大げさな話じゃなくて1年を通して「休み」という日はほぼ全くありません。
いや、ホントにそうなんです。
正月、元旦でも「仕事のことを全く何も考えずに休んでてイイ」ということは、僕の場合マジで無いんです。
多分自営業の方ならITCじゃなくても同意してくださると思いますけど、旅行へ行ってても、家でのんびりしてても、いざ電話が入るメールが来る問い合わせされるとなったら、取り敢えず応対はしなきゃならない。
「休みだから電話には出ない」「メールの返事は休み明けになってから」なんて話は、自営業には通用しないんです(T_T)。

情報収集、人脈づくりは、お勤めの方の3倍くらい努力しないと

そもそも企業としての信用がない(←人柄や人格が評価されていたとしても、です)上に、普段やってる仕事は基本的に自分一人でやってる、となると、「何かの時に相談や連絡ができる仲間や人脈」は自然発生的には生まれてきません。
だから、必然的に何らかのコミュニティに参加するとか、勉強会とか交流会に積極的に参加するとか、そういう努力が必要になってきます。

また、仕事上の同僚や上司、部下がいれば、自然と色々な情報やノウハウが伝わってきて糧と出来るんですけれど、そういう間柄の相手がいないので、仕事上に必要だったり必要じゃなくても知ってたほうが良い話だったりという情報がことごとく入ってきません。
そういうものも含めて、全部自分で集めてこなきゃならないので、その労力たるや、結構なものが必要になります。
お勤めの方の3倍というと、お勤めの方からは反感を抱かれるかもしれませんが、感覚的にはそのくらいせっせと意識的に努力してないと、大手のIT系のサラリーマンの方にはあっという間に離されてしまう感じがあります。

ボーナス・昇給はない

いきなり生々しい話に転じましたが、これも当たり前だけどいざそうなってみると大変な話。
僕はそういうのがありませんでしたから幸いといえば幸いですが・・・
サラリーマン時代に住宅ローン組んでたりして、その後独立して自営になると、いきなり「ボーナス月の返済」で苦しむことになります。
それに、来年になれば少しは昇給するから、なんてバラ色のような話はありません。自分のしごと次第では、来年は今年の半分しか・・・なんてことだってあり得ます。

ローン・借金は出来ないと思ったほうがイイ

僕の場合、住宅ローンの金利固定を変えるために借り換えをしようと銀行へ相談したんですが、独立後10年経ってて、それなりにコンスタントな所得もあるという状態にもかかわらず、門前払いでした。
また、やったことはありませんがこの事から想像するに、事業用の資金を借り入れるなんてことはムリそうです。(自営業ITCでは担保になるものが自宅くらいしかありませんが自宅は住宅ローンの担保。建設業などのように重機や資材みたいな資産は持ちあわせてませんので、ね)


・・・と、まあ自営業ITCの大変なことを挙げ始めたらキリがないのです^^;

それじゃお前はなんでそんな大変な道を選んでるんだ?とツッコまれそうですが・・・まあこの大変さと、先日書いた「良かったこと」を天秤にかけて、良いほうが少しだけ多いと思ってるからやってるワケですが・・・^^

2015年10月14日水曜日

書類はほとんど電子化

自宅のスペースを仕事場にして自営業やってて困ることのひとつが「物理的なスペース」。
つまり、モノを置く場所というかスペースがことごとく限られてしまいます。

そして、ITコーディネータの仕事をしていてつくづく思うことのひとつが「無駄な紙書類のなんと多いことか(@_@)!」ということ。

この仕事をしていると、実にいろんなモノを「資料」と言って紙で渡されます。
「それ、紙じゃなくてもイイじゃん」というものまで紙にプリントアウトして渡されることもしばしば。
で、そういう紙の書類を僕の場合どうしているかっつーと、「ほとんど全部スキャンしてデータ化した後シュレッダーで裁断して破棄」しちゃってます

破棄しないのは捺印されている契約書類くらいのものです。

で、スキャンする作業に大活躍しているのが「ScanSnap」
僕の使ってるのは4~5年前のモデルです。


写真が暗くて分かりづらいかもしれませんが、仕事机のディスプレイの脇に置いてあって、持ち帰ってきた資料とかメモはここでじゃんじゃんスキャン出来るようにしてあります。
スキャンしたデータは、分類して保存しといて、あとでいつでもすぐに取り出せるようにしてあります。

で、そのデータ類は全部Googleドライブに自動で上げているので、必要なら出先でも見られます。タブレット持っていけば、出先でとっさに資料確認、なんてことも出来て「紙」のまま保管しておくよりもはるかに効率良いし便利です。

おかげで僕の仕事スペースには「紙資料」というのがほとんどありません。
机の真後ろの書棚も「書棚」というよりは物置きで、ここに紙の資料はほとんどありません。
で、こういう話をすると必ず出てくる質問・ツッコミがいくつか

データ化した後紙を破棄しちゃって、大丈夫なのか?
こういうスタイルで仕事をするようになってすでに6年経ちますが、これまで「紙のまま残してけばよかった!」ということは一度もありません。

クラウドに上げるって、預かった資料をそんな風に扱ってセキュリティは?
もちろん、セキュリティについてはケアしています。また「クラウド」という話になるとすぐ「セキュリティは」「漏えいは」と短絡的に考える方からいろんなツッコミをされますが・・・そんな話をし始めたら、ローカルだから大丈夫とタカをくくってUSB接続の外付けHDDだけを信じて保管してる方がよほどアブナイ気がします^^;

そんなにジャンジャン保管して、ちゃんと整理できるのかよ?
はい、僕なりに整理はできています。なので、何年前の資料でも、ものの1~2分で必ず画面に出して確認ができます。
僕はどうも物理的なモノの整理は全然だめなんですが、データの整理はそれなりに出来るみたいで・・・^^。
どういう整理の仕方をしているのか、お読みくださっている皆様の興味があればまた別の機会にお話しようと思います。

と、そんなわけで「自営業ITC」はとにかく書類の殆どを電子化して保管し、紙ベースの資料を保管するスペースを極限まで排除して仕事の効率化とスペース確保に励んでいる、というワケです^^w。

2015年10月9日金曜日

自営業ITCのイイところ

イイところ、と言っても「お客さまにとって有益な点」ではなくて、「自営業やってて良かったなと思うトコロ」です。

どの職種業種でも自営業の方には共通してる役得だと思うんですが、やっぱり一番大きいのは「自分のペースで仕事ができる」とゆーのは大きいです。

自由気まま、勝手に、、、と言うことではありません。大真面目な話、自分で稼いで自分で仕事取ってきて自分でこなさなきゃならない仕事なので、土日も年末年始もありません。仕事があって必要があれば連続二ヶ月くらい休日なしなんてのも普通にあります(自分が経営者なので休みをくれなんつー権利主張は出来ないわけで(^_^;)

だから、仕事続きの時には合間の僅かな時間を使って私用を済ませたり、ちょっと空いた時間に昼寝して身体を休めたりしてます。誰にも「休んでいいよ」と許可なんかもらえない代わりに、勤務時間も休憩時間も自分で決められるのは大きいです。

もうひとつ良かったなあとおもうのは「納得行く仕事が出来る」事。
これはまた別の機会に別のテーマでも書かせてもらおうと思いますが、自営業って 上司とか社長とか、自分の行動を制約する人がいないので、仕事の仕方や方針は自分の意志で決められます。

もちろん、やりたいからやる嫌だからやらないなんつー勝手な理屈は通りませんから、個々のお客様との関係でやらなければならない事もというのはあって当然。
けど、手がけた仕事を「儲かる範囲でしかやらない」事にするか「儲かる儲からないと言う次元じゃなくて自分の納得行くクオリティまでやり遂げる」事にするかは、全部自分で決められます。

すぐに思いつく良かったなあと言う点、最後の1つは「自宅で仕事できる」という点。
これは人によって意見が大きく分かれる事かもしれませんが、僕の場合はとっても良い点。

なんせ自宅ですから、仕事が手一杯というときでも、晩ごはんをササッと済ませたらすぐに仕事再開できる。
ちょっとリフレッシュしたいなあと思えば、風呂はいるとかシャワー浴びるとかして切り替えるのもラクラク。
まあ、自宅なので家の生活音とか家族のプライベートとすぐ隣り合わせで仕事するっつー、ちょっと気を遣わなきゃならない部分もあるって言えばありますが、やっぱそれでも自宅で仕事できるのは僕にとっては好ましい環境です。

、、、とまあ、電車の中からこんな記事をアップしてるわけですが(^_^;)、良い所ばかりじゃあ、もちろんありません。
機会があればその逆、自営業ITCってやっぱ大変だなあと思うところを書かせていただこうと思います。

2015年10月8日木曜日

電話対応&プチ情報~Googleアカウントを二段階認証設定してると、新しいスマホでログイン出来ないらしい~

ちょっとした情報提供とともに電話対応のお仕事の話を

つい先程、電話の問い合わせがありました。(元々知り合いの方で、直前にLINEから「スマホの事で質問させていただきたいことがあるんですが、今から電話させていただいても良いですか?」とメッセージが入り、お昼休みだったのでOKしてそのまま電話を受けました)

質問の話としては

「新しいスマホ(Android端末)を購入して設定しているのですが、何度やっても自分のGoogleアカウントにログイン出来ないんです」

との話。
この方は元々、Googleアカウントの設定や色んなパソコン機器の使用には慣れている方だったので、単純なパスワードの打ち間違いとか、見当違いな操作をする方では無いことを知っていました。
なので、何か普通の方とは違う設定があるのでは?と思い色々尋ねていったところ、「複数の色々なパソコンで一時的にGoogleアカウントにログインして利用することがあるので、二段階認証を施している」とのこと。
すぐにピン!ときて、「その二段階認証を一時的に解除してログインしてみてください」とアドバイスしたら・・・すんなり上手くログインできました^^。

こういう電話での問い合わせ、僕の場合ほとんど「お金をもらう」ということはなく無料で対応しています。
Webサイト上でも「最初の1回だけは、電話で問い合わせとか全部無料でやってます」と明記してあります。
ただ、そうは言っても電話で質問される度に何でもかんでも無料、いつでも無料、ということにしてしまうと、電話対応ばかりに追われて仕事にならない、儲からないということになってしまいます。それで・・・・

無料対応と電話対応には自分でルールを作っています

ルールは2つ。


  1. 見知らぬ方・初めて問い合わせいただく方には、最初に「5分程度で済む話なら伺います。込み入った説明やアドバイスが必要な場合には、別途有料とさせていただいて、お支払いを頂いてからのご相談になります」とハッキリと伝えています。
  2. 知り合い・既存のお客様でも長引く場合はお金をいただくことにしてます
まあ、5分以上は有料ですと言っても、結局10分くらい説明にかかることもあるので、これまで電話応対で別途有料になったことはないんですが^^;。
それでも、初めにこう言う説明をすることで、相手の方も手短にポイントだけを聞こうという姿勢に変わるので、やたらと長引くということがありません。
また、そもそも見知らぬ方からの電話で横柄な聞き方をしてきたり、「無料なんでしょ?」と最初から無料を強要してくる相手に対しては、毅然と断って電話切っています。

なので、電話対応でお金をいただけなくても、そうそう困ったことになるほど逼迫はしません(そもそも電話代は相手持ちですし、ね^^)

理解して頂ける方には手厚く対応してます

はじめに例に出した今日の方のように、僕が個人事業主(=一人親方)で、忙しく動き回っているから「電話にでる事自体が、仕事の手を止めさせることになる」=「僕の売上や収益にも響く」ということをご理解いただいている方へは、ご理解のお礼としてなるべく手厚く対応しています。

こう言う方々は、例えば事前にメールやLINEで「今大丈夫ですか?」と連絡くれたり、あるいはお昼休みとか終業直後といった、割りと手が開いているだろうという時間を見計らって問い合わせてきてくれるので、こちらも対応しやすいですから、ね。

で、まとめ^^

僕の場合、電話対応でお金になるということはほぼありません。
が、好ましいお客様や好ましいご質問者様へはなるべく丁寧に、時間を割いてでも対応するようにしています。
それが、明確な効果として反映されているのかどうかは、正直分かりませんが(笑)


2015年10月7日水曜日

今やってるWeb制作のお仕事・・・と言ってもWeb制作するワケじゃない

前回の記事を書いた後、少し考えこみました。

自分の仕事のどういう部分をぶっちゃけてお伝えすれば、読んでいる方(=ITCの方やITC協会の方)に有用な情報になるんだろう?

自営業者としての仕事ぶりをお伝えするのもイイけれど、機材の話とか日々の作業の話ばっかりじゃナンか伝わらない気がするし・・・かといって思い切って自分の顧客数とか年間売上とか数字で出したからといって、誰かの役に立つとも思えないし・・・
2日間色々考えたんスけど、結局結論が出ないままでした。

・・・で、考えあぐねてばかりいても仕方がないので、今やってる仕事の中からひとつ案件の紹介をしていこうかなと・・・

その案件とは、ひと言で言えば「Web制作」・・・っつっても、結論としてはWebサイトを作る仕事じゃあありません。

お客様はある個人事業主の小売店。
元々ホームページは持っていたんだけど、一度作ったままずっと放置状態だったので、それをなんとかしたいと言うお話。

その話がどこから入ってきたかというと・・・「ミラサポ」です。

今年7月下旬に、地元の信用金庫さんからミラサポ専門家派遣の依頼があり、それで初めてそのお客様のところへ行きました。
で色々話をしたんだけど、どうも今あるWebサイトが、いわゆる「ホームページ作りませんか詐欺」で引っ掛かったような感じのもので、制作当初5年間のリースを組まされて90万円近く払わされているんだけど、その後更新も出来なければアクセス解析も全く行われていないという状況。
アクセス解析しようとしたら制作元の会社から「別途費用がかかる」と言われて諦めざるを得ないという顛末。

そこで僕の方から「現状のWebサイトをどう活用するかという話ではなく、思い切ってホームページ作りなおして一から出直すという方向へ切り替えましょう」という話をしたんです。
当然制作費はかかるんだけど、Jimdo使って作りこむので、後から自分で更新できるし、アクセス解析もできるし、何しろ実費だけで言えば月額1,000円で済む。
今払ってる月額2万円に比べたら、一気に固定費20分の1で済んじゃうんだから!と説得したら、店主(オーナー)さんも納得してくれて、「じゃあ早速作ろう」という事になりました。

ミラサポはこの時点で切り離して考えました。

今年に入ってやたらと色んな専門家が「顧客獲得」「仕事獲得」のツールとして活用し始めたミラサポ。こう言ってはナンだけど、中にはこの制度を勘違いして、本来ちゃんと仕事として費用を支払ってもらうべき業務を「ミラサポ専門家派遣」に仕立て上げてお客さんには「タダでホームページ作りますよ」的な事を言いふらす人もいるようなことが何となく耳に入ってきていました。

それもあってか、今年は9月末にして予算終了~~~となったわけですが^^;

正直言って、そういう「胡散臭い」業者のように見られるのもイヤだったし、それにぶっちゃけ、ミラサポでいちいち銀行が来ると、マトモな話が進まないので、1度目のミラサポ派遣の数時間の間に、Jimdoでのサイト立ち上げまで済ませてしまって、あとは専門家派遣ではなくちゃんとした「制作依頼」として受けるように話を持って行きました。
(この時点でもし、このオーナーさんが銀行から「無料でホームページのリニューアルが出来るかもしれませんよ」的な耳打ちをされてたらアウトだったんですが、幸いにもそういう事にはならずにすみました)

さてナンでWebサイトを作る仕事じゃありませんと前置きしたか、っつーと・・・

そりゃ勿論、僕はそもそもWebデザイナーじゃないからです。
Jimdoでホームページを作ったり、ブログをカスタマイズしたりなんていうアドバイスは、過去何件もしてはいます。
自分のWebサイト(http://kspc-biz.com)も、JoomlaなんつうCMS使って構築したりしてはいますが、それは「見よう見まねで何とかやってる」程度の話で、この道の専門家には到底およびません。
だから、実際のWebサイト制作は、地元で付き合いのある、そして信頼のできる会社さんへお願いしちゃいました。で、オーナーさんへも「この会社の方が立ち上げたJimdoのWebサイトのデザインや作りこみをしてくれますから、何かご要望があったらどうぞ連絡取り合って進めて下さい」と紹介しちゃいました。

それじゃ、出る幕なくなっちゃうじゃん!

そう、「ホームページを作り直したい」店主と「ご要望にお応えしてWeb制作する会社」が直接やり取りし始めたら、僕の出番はなくなっちゃいます。つまり、その時点で仕事終わりになって、出る幕なしの可能性も・・・^^;。

けど実際には、そうはならないんですよね。
ホームページを作り直したいオーナーさんは「ホームページが作れればイイ」んではなくて、その先の「商売繁盛」を期待している。

そりゃ勿論Web制作会社さんも、そういう意図は理解しているから、そこへ向けて提案やヒアリングをするだろうけど・・・もっと何かこう・・・Web制作屋としてではなく、「オーナーさんの立場・考えに寄り添う感じ」で意図や思いを理解して、実現へ向けて一緒に進むという感じが、オーナーさんには必要なんですよね。

「お任せしますから上手にやってくださいよ」をWeb制作サイドに伝える

今回のお客様にかぎらず、大抵の僕のお客様は「お任せしますから、上手にやってください」とか「そこから先は私もよく分からないから、そこんとこも含めてよろしく」という感じのお話をされます。

一方Web制作業者さんは「ロゴはどうします?」「お店の沿革は?」「アピールポイントは?」という感じで一つ一つ情報をクリアに聞き出そうとします。(→あ、これは僕に対して、ね)

つまり、この両者の橋渡し、通訳が必要だということなんですよね。

それは「インタビュー」のスキルと「マネジメント」のスキルでは?

いや、そう言われりゃそうなんですけど・・・^^;
そういう風になんか「能力やスキルの棚卸し」的な感じで整理しちゃえば、その通りなんスけどね。
けど、日々のお店の切り盛りで忙しいオーナーさんに「アポイント取って」「約束の時間に行って」「用件済ませて」「帰ってきて資料作ったり段取りしたり」・・・そういうビジネス的なのって向かないんですよね。

オーナーさんにしてみれば忙しいのに電話一本取るのだっていちいち面倒。用件って言ったって「お任せしますからって言ってんのに」という気持ちにさせては、うまくいくものも上手く行かなくなる。
だから、今回は「アポイントなしで、いきなり店に行って、雑談交じりに色んな話を聞き出す」というのを何度もやって、僕に色んな話をしてもらえるように関係を作っていきました。

多分コレって、お客さんが自分の事務所(=自宅)から近いところにいるから出来ることなんですよね。車で5分。ナンならちゃりんこで行っても10分そこそこで着いちゃう。
だからノーアポでいきなり行くこともできるし、空振りに終わってもあんまり痛くない(^^)

とまあ、そういう感じで泥臭いコミュニケーションの取り方を繰り返しながら7月から約3ヶ月かけて関係を作っていって、ようやく先週「じゃあコレで行きましょう」って、見積りもOKもらって一歩進んだ、つー感じです。

で、幾らくらい儲かるのヨ?

分かりません(^^;)。
今回は、懇意にしてもらっているWeb制作会社さんに「Jimdoで作るんで、そのデザインやトップページのレイアウト、あと画像類の制作を」と一括でお願いしたんですけど、その時に「お客様からの要求確認して、見積もり出してもらって、OKならその金額で」という風に進めるわけに行かなかったんです。
それで、オーナーさんに「幾らくらいまでだったら出せそうです?」と何パターンか目安の金額を提示して、その中から「う~~ん、出せてもココまでかなあ?」という金額を決めてもらって、「じゃあ、その金額で収まる範囲でやります」と約束しちゃったんです^^;。
なので、Web制作会社さんに支払う分が増えちゃえば、僕の取り分は少なくなるし、足が出れば僕が出さなきゃいけないので赤字になります・・・って、本音を言えば赤字にはならない範囲で収まると踏んだからやってるんですけどね^^;。

なので、分からないです、どのくらいの収益になるか^^;。
まあただ、一応の目安として言っておくと、

「Jimdoの年間利用料が1万2千円くらい」
「Jimdoのテンプレートを、Jimdoサイトからプロに依頼すると基本料金が5万円という話」

なので、この合計つまり6万円か7万円くらいの金額にいくらかプラスアルファした程度が限度ですよね、今回の場合。
だから、どう逆立ちしても、この案件で僕がウン十万円も儲かるってことはあり得ないワケで・・・と、そんな感じです。

つーわけで、勿論この仕事だけじゃあないですが、僕は日々こういうような泥臭い感じの仕事をしています。
今回は長~~い文章のブログになっちゃいましたが、今後もまた、いろんな形で仕事のことやITCの事を書いていこうと思います。



2015年10月5日月曜日

取り敢えず仕事場紹介

ブログ立ち上げて、さあ初日という日から、仕事内容がいきなり自宅待機の一日(^^;)。
自営業、こんな日もそう珍しくはないのです^^;

ということで、仕事ぶりと言うよりは仕事場紹介的な記事ですみません。

2002年に独立してこの仕事を始めているので、自営業歴としては14年目に突入しています。
当初は開業資金なんて全然余裕なかったので(と言うか、ぶっちゃけ開業時に運転資金的な資金はゼロ円でした)、自宅の一室を事務所にしてスタートしました。

その後、2007年に1Kのアパートを借りて事務所にしてたんですけど、昨年(2014年)にそこを引き払い、今は再び自宅の一室が事務所となっています。

下の写真は、その事務所の僕の作業机。

これもぶっちゃけた話ですが、「事務所」と言っても自宅の一室の、そのまた一部分を作業場として使っているだけの話で、上の写真の横とか後ろとかは、思いっきり「普通の自宅の生活臭あふれた空間」です^^;。

7年間ほど事務所を借りてそこで仕事をしていましたが、やってみて思いました。

「ITコーディネータって言う仕事は、お客様のところへ行って話を聞き、提案をし、時には作業をして、それで成果を上げるべき仕事。事務所はホントに事務作業を行うためだけで、事務所へお客様が来てそこで商売が成立するなんてことはまずない」

自分の作業のためだけのスペースに、月額ウン万円も払うのなんてバカバカしいので、昨年思い切って事務所を引き払ってしまいました。
で、引き払って自宅を作業スペースにして1年経ちましたが、この間「事務所がなくて不便な思いをした」ということは一度もありませんでしたから、僕の場合は結果的に「事務所を借りるなんて必要なかった」ということになりますね。

小さな会社や小さなお店のITと経営をサポートする立場で、経営者さんに「削れる経費はとにかく削るべきです。特に固定費で削減できるものは躊躇せずに手を入れなきゃ」とアドバイスしているからには、自分も思い切って経費削減を実行しなきゃ、という思いもあったので・・・^^;


で、下の写真は、上の写真で紹介している事務机の足元。
机の足元スペースに、パソコン本体を設置しています。

ということで、つまり僕のITとコーディネータとしての仕事場は、書棚やプリンタ置き場を除いた純然たる「作業スペース」としては、幅150センチ、奥行き80センチの少し大きめの事務机のスペースだけという感じです。

普段、客先へ出かける予定のない時にはここで事務作業をしています。
客先で経営相談やITサポートを実施するための準備資料を作ったり、Webサイトの更新したり、メルマガ書いたり、あるいは経理作業したり・・・。

経理を嫁に任せたりすることもなく、パートさん雇って事務をさせることもなく、完全に一人親方でやっているので、ホントに何から何まで全部自分でやるという仕事の仕方です。

もちろん、作業場で発生するゴミなどの分別・ゴミ出しも自分だし、預金残高の確認とか記帳も自分で行きます^^。

とまあ、こんな感じの仕事場ですが、実際どんな機器をどういう風に使って仕事しているのか?は、また機会のあるときにご紹介しようと思います。

・・・あれ?なんかITコーディネータとしての仕事ぶりをご紹介するブログって言う感じじゃ全然ありませんね^^;。
まあ、これからボチボチ色んな事を書いていくということで・・・。


2015年10月3日土曜日

ブログを始めるのにあたって

今年8月のことです。
ITコーディネータ協会のある方とお話をしていて指摘されました。

「岸本さん、ご自分のことを末端のITコーディネーターだと言っていますが、私達から見れば先頭を走る有名なITコーディネータさんの一人ですよ。」

もちろんその言葉に僕は猛然と反論しました。

自営業者としていつもギリギリの線でなんとか食っていけてる程度の状態で、しかも大きな人脈やバックボーンがあるわけでもないし、突出して秀でた技術やスキルを持っているわけでもない。
そんな僕がITCの中でどういう立ち位置かと言ったら、どう見たって末端の方から先輩ITCさんや活躍されている方を追いかけてる立場だ。
有名人とか先頭を走ってるなんて、とんでもない!

けれどもその方にこう言われて、少し考えが変わりました。

「けど岸本さん、ITCとしてもう10年以上やってるでしょ?機関誌にも寄稿をお願いして書いてもらってますし、こうやってITC協会の活動にも参加されている。それは他の方から見ればやはり成功しているITCの一人だと映るんですよ。だから、僕は岸本さんが日々どうやってITCとしての仕事をこなしているのか、とても知りたいと思っています。」

有名か、成功しているかはともかくとして(僕はそう言われても自分が成功者の部類に入るとはとても思えませんが)、自営業者としてITCとして10年以上やってこられているのは事実です・・・食うや食わずですが。
また、多くの有名ITCの方は中小企業診断士や税理士、情報処理技術者など別の資格を持っていて実はそっちで稼いでいるというケースも多いのですが、「資格らしい資格はITCだけ」という立場で、純然とITCとして仕事をしているというのも事実といえば事実。

それで、こう思うようになりました。

僕自身としては「こんな仕事ぶり、とても恥ずかしくて他のITCさんたちには明かせないよなあ、だって素人丸出しな感じの仕事内容だもの」と思っていた仕事も、もしかしたら他の方たちも同じようにやってることなのかもしれない。
そして、もし僕と同じように自営業でITCをやっているいわゆる独立系のITCの方たちが、他の独立系ITCの人たちがどんなふうに仕事をして、どんなふうに稼いでいるのか、知ることができたら、もしかしたら参考情報として役に立つのかもしれない。

それで、話をしていたITC協会の方に「ITCの方々のお互いの仕事ぶりを、ぶっちゃけトーク的な感じで情報交換できたら、ITCとしてもっと仕事をしたいと思っている方々にとても役に立つんじゃないでしょうか?ITCAでそういう取り組みやそういう場を設けては・・・?」と話してみました。

そしたらその方のおっしゃるに、「アイデアとしては非常に良いけど、実際すでにWeb上とかでそういうトライをしていて、けどなかなか広がらないんです。それにやっぱり協会としてはそこまでぶっちゃけ感を出すわけにも行かないですし・・・」だそうで。
いやごもっともです。

周囲に与える影響や、他のITCの方の立場なども考えずにいきなりぶっちゃけ情報をじゃんじゃん配信するなんて、そりゃやっぱ協会本部ができる話じゃないですよね。
こういうことは、一個人が自分の責任範囲でやるべき話で・・・ん?それなら僕が自分でやればいいんじゃんか!

・・・前置きが長くなりましたが、そういう経緯があって「自分が日々やっている仕事をとにかくさらけ出せるだけさらけ出して、誰でも読んでもらえるようにしておこう。それを見て、ああ、コイツこういう感じで仕事してるのか」と思ってもらえて、それがどこかで同じようにITCとして仕事している(あるいは仕事しようとしている)人にちょっとでも役に立てて貰えれば・・・そう思いこのブログを始めました。

で、これからこのブログはこんな事を書いていこうと思います。

日々やっている仕事を、出来る限り生々しい内容でお伝えしようと思います。(もちろんお客様あっての仕事なので、出せない情報は隠しますが、仕事ぶりとか具体的な作業の様子なんかは出していこうと思います)

それから、ITCとして思うことや、ITCとしてやっている仕事の様子なんかも・・・。

お読みいただいて、ご感想とかご意見をいただければ幸いです。コメント欄へどうぞご自由にお書きください。一応承認制のコメントとさせていただきますが、荒らしとかスパム出ない限りは、極力そのまま掲載させていただきます。(できれば、ITCの方や協会の方にもじゃんじゃんご意見・ご感想などをいただければ・・)

なお、あくまでこれは私個人のブログですので、ITC協会とか特定のITC団体などを代表するものでも代弁するものでもありません。その点を誤解のないよう、よろしくお願い致します。